zoom利用の注意喚起

 Zoom利用にあたっての注意喚起させていただきます。

 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、Zoomの利用が爆発的に増加しておりますが、その利用にあたって、相次ぐZoomにおける「暗号化に関する懸念」、「ビデオ会議に乱入されるZoom爆弾」、「パソコンの情報を不正に取得される脆弱性」、「ユーザデータの取り扱い脆弱性」などが指摘されております。

 だからと言って、Zoomを使わなければよいということではありません。ビデオ会議アプリケーションは、新型コロナウイルスの感染被害が拡大している状況下において、最新情報をリアルタイムに共有する方法として、テレワーク利用として、重要な位置づけにあると考えますし、その中のZoomは、他のビデオ会議アプリケーションと比べて、最も利用しやすいアプリケーションではないかと考えます。

 自動車運転やインターネット利用などは、いつも危険と隣り合わせです。だからと言って、利用しないということにはなりませんよね。Zoomも一緒です。

 それらの危険性を意識したZoom利用にあたって、最低限、次の対策を実施してみてはいかがでしょうか。

1.まずは、パソコンの情報を不正に取得される脆弱性対策として、Zoomが最新のバージョン「4.6.9 (19253.0401)」(2020年4月6日10時現在)となっているか確認します。Zoomを立ち上げた時、サインインの画面下に現状のバージョンが表示されます。古い場合は、早めに、バージョンアップするようにしてください。サインイン後、ホーム画面の右上のアイコンをクリックして、アップデートを確認することもできます。

2.Zoom利用ルールを決めましょう。議題の機密性や個人情報を含む資料の共有等をどのように扱う必要があるのかなど、あらかじめ決めておく必要があります。

3.Zoomで会議室を準備する際には、「Zoom爆弾」対策として、会議用URLにはパスワード設定(必須)と待機室を利用するようにする。パスワードは、英字や数字を組み合わせるようにしましょう。また、「ホストより前の参加者の参加を有効にする」のチェックを外しておきましょう。

4.会議室の招待に関しては、絶対、招待のURL、パスワード(必須)、ミーティングIDをそのまま、SNSでの送付するようなことはしないようにしましょう。

5.招待のURL、パスワード(必須)、ミーティングIDを、メールの本文にそのまま転記するのではなく、メモファイルやWordに貼り付け/保存し、そのファイルを圧縮(パスワード入り)して、メールに添付しましょう。その際、会議招待とファイル圧縮のパスワードは別にしておいた方がより安全です。

6.サインインの際、「次でのサインインを維持」のチェックを外し、毎回、IDとパスワードを入力するようにしましょう。また、会議が終わったら、必ず、サインアウトしましょう。サインインのパスワードは英字や数字を組み合わせ、なるべく桁数を多くして、定期的に変更しましょう。

 以上。いろいろと面倒かと思いますが、安全対策の一環として、実施することをお薦めします。